危ない場所と時間について話し合おう

 富山で酷い事件が起きてしまって残念でなりません。警察官と警備員の方が襲われて亡くなられるなんて、 「こんなことが起きたら、もう何をやっても無駄な気がする」という声が聞こえてきます。でも、いま子ども時代を過ごしている次世代を守るために、諦めないで出来ることを探していかねばなと思います。

まずは、地域の犯罪が起きやすい場所をみつけて、何か改善できないか考えてみましょう。親子で、友達も誘って、地域安全マップ作りをしながら話し合ってみませんか? お子さんは、学校で習っているかもしれませんが、家庭で作るのも効果的です。
作り方は、全国読売防犯協力会の『ぼうはん日本』サイト内のリーフレット「家庭でつくる 地域安全マップと交通安全」を読んでみてください。
4ページです。私たちの研究所も、NPO法人だった頃に制作協力しています。

通学路や、よく行く場所(児童館やお稽古の教室)まで一緒に歩きながら、何曜日の何時頃どこに誰と一緒にいるか、スケジュールの再確認もしておくといいですよ。防災にも役立ちます。最近何か変わったとや心配なことがないか聞く時間にもしてください。

☆いくつかコツをご紹介(^.^)

●お子さんのお友だちを誘うと、お互い話しやすいし楽しく勇気が出ます。
自分の子があまりピンときてなくても、一緒に登下校する子がしっかりしていたら助かるかも。なにかあったら、すぐ逃げて大人に言うことなど確認しておきましょう。

●小学校高学年や中学生には、「小さい子を守るために協力して!」と頼むと、やる気になってくれます。そして、できた地図は、マップコンテストに応募してみるといいですよ! 下記サイトに、もうすぐ次回の募集要項が出ます。私も審査員の一人なので、多くの方々に参加していただきたいと思います。
小学校一年生くらいから、保護者の方と一緒に作ってみてください。

●事件や防犯の話は、夜寝る前はやめておきましょう。息子が小学校高学年の頃に、「怖い話は夜聴きたくない。眠れなくなる。テレビでニュースを見るのも夜はやめて。」と言ったのです。子どもたちが、安心してゆっくり眠れることが何より大事なのに、心配しすぎてしかめっ面していた私は配慮が足りなくなっていました。息子がはっきり言えるタイプだったのが幸いでした。
なので、寝る前は楽しい話や本読みなどして、気分を切り替えてお布団に入ってくださいね!



子どもの危険回避研究所

世の中には、たくさんの危ないこと、危ないものがあふれています。中には、ちょっと見ただけでは分からない危険もかくれています。いろんな危険に出会うと、ちょっとドキドキするかもしれないけれど、不安や悩みはパワーの源です。対策を考えているうちに、きっと楽しくなるはず。親子でチャレンジしてください。「むやみに怖がらない、立ち向かう人間になろう」というのが、この研究所の目的です。

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