ひょうご安全安心まちづくり推進協議会総会で、防犯講演

 一週間前の7月3日、兵庫県に呼んでいただき、300名の方に「子どもを守るために今日からできること」というタイトルで、主に防犯についてお話ししてきました。そして、東京に戻った2日後に大雨が降って大災害になってしまいました。まだ被害が大きくなっていて、ハラハラしながらニュースを見ています。被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。私たちは、直接出かけて行ってのお手伝いはできず心苦しいばかりです。
  つい最近大きな地震もありましたが、千葉でも起きました。1995年3/20の事件についてテレビで何度も流され気分が悪くなりましたし、本当に大変な一週間でした。私事ですが、家族の急な手術も重なってしまいました。
 皆 早く落ち着いた生活に戻れますように。

 さて、話は戻りますが、ひょうご安全安心まちづくり推進協議会は、地域団体、事業者団体、行政機関等が協働して、県民運動を展開することで、安全で安心な兵庫県を実現するため設立された協議会で、県が事務局をされています。

 講演の前の総会で、協議会の会長である井戸敏三県知事のご挨拶のお話が予定よりかなり長かったのが印象的でした。6月の大阪府北部地震で凶器になってしまったブロック塀を、神戸でもいち早く一週間かけて調査されたというお話をされました。神戸は過去の地震の後に対策はされているはずでしたが、学校や病院などの準公共施設の一割に問題があると分かったそうです。控え壁がないのが、一般的な問題でした。そして、強度を確かめる調査をする手間と費用を考えると、一度壊してしかるべき壁にすることにしたとのことでした。今後、どのような塀になっていくのか、見守りたいと思います。

他に、生活をしていて何か異変に気付いたり、どこに通報していいかわからないような時に相談のできる『ひょうご地域安全 SOSキャッチ電話相談』のお話がありました。現職警官2名と県職員2名の4人体制で、平日9:00〜16:00まで対応してくれます。(次の写真の下の方に番号等出ています。)

電話相談は匿名でもいいし、根拠がなくてもいいので、事件の兆候になるようなことに気付いたら電話して欲しいとのこと。相談件数は、「去年160件で効率が悪いと言われるが、安全意識を確保するための装置として持続したい!」と強くおっしゃっていました。いきなり虐待通報するのは敷居が高くても、ここならば一歩手前で相談して、必要そうであれば関連部署につないでくれるので、結果的に通報しやすくなります。
28年度の相談内容などの資料は、県のホームページから見ることができます。
通報しにくい近所トラブルや虐待など、関連部署につないでくれるので、相談者はホッとしたことでしょう。その結果どうなったかも報告書に書かれています。お住まいの方は是非利用してください。
他の地域の方は、参考にされるといいと思います。
(つづく)

子どもの危険回避研究所

世の中には、たくさんの危ないこと、危ないものがあふれています。中には、ちょっと見ただけでは分からない危険もかくれています。いろんな危険に出会うと、ちょっとドキドキするかもしれないけれど、不安や悩みはパワーの源です。対策を考えているうちに、きっと楽しくなるはず。親子でチャレンジしてください。「むやみに怖がらない、立ち向かう人間になろう」というのが、この研究所の目的です。

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